ソフトテニス ルール改正 肩から下でのカットサービスの禁止についての検討

来年度の予算案の中で「肩から下でのカットサービスの禁止についての検討」という項目があって、ちょっと話題になっていた。

事業計画書(案)および収支予算書(案) 

 

大学卒業後、ルール改定が何度かあったのも知らなかった自分が言うのもなんですけど、プレー自体の禁止が入るのって聞いた事無いです。

成立するのかは分かりませんけど。

 

美徳とかそういう事を考えなければ、合理的に考えて徹底的にやった方が勝つ確率は上がる訳だけど、スポーツってそういう所は敬遠される。

そういう意味で言うと、巣鴨を率いた地脇監督は徹底的な合理主義者だった。

某W監督が巣鴨での現役時代、相手前衛がアタック止められないと見るや否や、セカンドは全てアタックさせるように指示された、とか。

 

巣鴨を知っている人なら分かる、代名詞とも言えるカットサービスとロブ。

これもすごくシンプルな理論で作られてます。

 

まずカットサービスだけど、上からのサービスより確率的に入れやすく、また相手のリズムを崩しやすい、という事。

カットの練習かなりするんでしょ?とか良く聞かれましたけど、実はほとんどしません。

それに、東京の大会くらいであればあんまりカットが切れて無くても相手が勝手にミスったりする訳です。

これすごく楽です。

 

そしてロブ。これは単純に高校生を考えた場合打たせるよりミスが少ないから、それだけなんです。

打てる選手なんて沢山いたけど、確率的にミスが少なく勝てる可能性が高いから、なんですね。

 

ただ、スポーツって合理性だけを追求すると見ていてつまらなかったり、卑怯だのと言ったお門違いの批判も受けたりしてしまう。

定められたルール内で合理的に突き詰めると行き着く所に行き着いちゃうので、今のカットとかW前衛とか出てるんでしょうね。

 

今回のルール改正も恣意的なものではなく、「改良」にして欲しいですね。

オリンピックも一応あるし。

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