茂木健一郎さんファイヤー!と大学教育の在り方について考える
|先日、茂木健一郎さんがファイヤーな発言をしていた。
つぶれろ、駿台、つぶれろ、代ゼミ、つぶれろ、河合塾、つぶれろ、東進ハイスクール、つぶれろ、ありとあらゆる、偏差値を計算する、くされ外道予備校ども、みんなつぶれろ! 日本の10歳、11歳、12歳、13歳、14歳、15歳、16歳、17歳を、偏差値奴隷から解放せよ!
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) 2014, 3月 8
さて、こういうのに評論家的にコメントすることはあんまりしたくないのであれなんだけれども、これってそもそも予備校がいけないんだろうか?
偏差値奴隷からの解放とかはマジで大賛成だけども。私には頭が悪いので何とも分からないが、教育制度の問題なのでは?
予備校は民間の営利企業なんだから、一定の法制度の下で健全な競争をしているのではないかと思うのだけれども。
ただ、何かをぶち壊す時に刺激は必要なので、何かいい方向に物事が動くといいなとは思ってる。
さて、話は変わって、大学入試に関して今度センター試験が無くなって達成度テストが実施される。
これに伴って予想される事としては、高校受験がより激化する、ということ。
つまり達成度はその高校のカリキュラムに依存するので、その高校への進学の切符を手にするかが大学への道を決める事になる。
もちろん予備校・塾という形態は残ってはいくと思うし、達成度テストの対策、といった授業内容を取り込んでいくのだろう。
ただ、この塾・予備校という形態も最近では映像授業、そして非常に安価なものが出てきており、将来的には価格は限りなく0に近づいていくと思われる。
そして、世界では先んじて欧米含めた各大学が既に無料で授業を公開し始めている。
なので、大学というものの在り方も今後大きく変わってくるものと思われる。
Courseraや最近ではMoocといった現実にサービスも開始されている。つまり、全世界の大学の授業が無料で受けられる時代になってくるのだ。
となるとどうなるか?学びたい人は勝手に学べる。ネット一本つながっていれば最高品質の授業が無料で受けられる世の中になる。
そうなると色々な所から色々な人材が生まれてくるだろうな。
では大学に行かなくてもいいのでは?という意見も出てくるだろう。今も通信教育があるように、その比率は今後増えると思われる。
そして恐らく、学位取得には入学金・申請料等が必要になってくるだろう。授業料は無料か、学位取得者のみに課金、とかか。
最後の学びの場としての大学、ということも残るとは思うので、キャンパスも残るんだろう。学生の半分はネットだけで世界から、みたいになるのかな。
今後こういう大きな変化が色々と生まれてくるんだろうけれども、柔軟に対応する力ってのが本当に必要なんだろう。
マトリックスみたいな世界はすぐそこまで来ているよ。
また、記事更新もやる気が出ますので応援していただければ幸いです!